本物の文化人は自分に正直!
一世を風靡した直木賞作家野坂昭如氏(1930年(昭和5年)10月10日 - 2015年(平成27年)12月9 日)が亡くなっ7年が経つ。早いものである。
7年も10年も経過すれば次第に忘れ去られていくことだろう。
生前はテレビやマスコミを賑わせたその破天荒な言動はどこかユーモアがあって格段に面白い人物であったが,とにかく好きとか嫌いとか云うレベルを遙かに超えていた。
しかも世間にも名の知れた文化人なのにときたま暴力沙汰もあったりして、意外とパワフルな作家なんだということで型破りなイメージがとても強かった。
昭和という激動の時代を力いっぱい生きて、さらに脳梗塞のリハビリで回復した後も執筆に励んでいたと聞いてあらためて凄い人なんだと感心したものである。
なかでも記憶に残るのは、1990年に東京プリンスホテルで開かれた大島監督と小山明子夫妻の結婚30周年を祝うパーティーで、予定より何時間も待たされ酔っぱらったまま怒った野坂昭如氏が壇上で祝辞を述べた後に大島監督にいきなり右フックを食らわせた珍事件があったことである。
当日その様子は各民法テレビでも紹介されたし,私自身,何度も目にした。
動画として残されている野坂昭如氏と大島渚氏との一瞬の殴り合いは、本物の文化人らしい親しげな交流が垣間見られて実にいいものである。
このときの二人はまるで少年のようであって、こういう遠慮の無い瞬間こそが実に微笑ましいと思うし,さすがに彼らは一流の文化人なのだと思う。
同時にそう思わせてしまうところがいいのである。
ただの乱暴狼藉とみることも出来ようが、のちに野坂昭如氏はそのときの心境を正直に語っている。
「殴ったことを誇っているわけじゃない。ほんとうにわるかった。しかし殴る相手がいたことをうれしく思う」と、事件後に週刊誌に野坂昭如氏の詫びとも思える文章が掲載されていた。
これにも思わず笑ってしまった。
野坂昭如&大島渚
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