プリンターの印刷不良をどう解消しますか？
先日、確定申告のための書類を印刷しようと思いプリンターを起動させてみたのだが、ブラックだけが印字されないという不具合が発生してしまった。
プリンター自体古い機種なのでそうしたトラブルはこれまでにあったのだが、今回はそれが酷かった。
ほかの色は印刷できても、まったくブラックだけが印字が出来ないわけで、何度もプリンターヘッドをクリーニングしたのだが少しも改善しないのだ。
カラー印刷パターンを確認してみると、やはりブラック部分の印刷が出来ていない。
プリンターである以上、ブラックでの印字印刷が出来ないというのは致命的である。
こうした場合、プリンターの寿命と考えて修理に出すのではなく新しい機種を購入するという手もあるのだが、ブラックだけが印字が出来ないというのがどうにも納得できない。
このまま廃棄するのもまたまた面倒ではあるわけで、そこで今回もメーカーのマニュアルにも書かれてはいないのだがいつものようにプリンター本体を分解掃除を試みることにした。
分解というのは大げさなのだが、本体からプリンターヘッドを取り外して手作業でクリーニングすることにした。
交換用のプリンターヘッドを別の中古品から取り出し交換するなどの方法もあるだろうが、ここは取りあえず手作業でクリーニングする方法が手っ取り早い。
この手のプリンターは手順を踏めばプリンターヘッドを取り外すことが出来る。
その手作業クリーニング自体は慣れれば、手順は割と簡単である。
用意するのは特殊なシリンジーか大きめのスポイトがあったら便利である。
まず取り外したプリンターヘッドをぬるめの湯に浸して洗浄するのだが、それぞれのカラーインクが溶け出て褐色掛かった汚れが出てくるから何度も水を替える必要がある。
軽い汚れであればこれだけでもクリーニング効果はあるだろうが、今回のような酷い目詰まりであるとただ洗浄しただけでは解消しない。
シリンジーのような器具を使って、より水圧を掛けてクリーニングする必要がある。
これをやるとびっくりするほどの汚れとインクの詰まりが流れ出てくるし、この後もぬるま湯に浸けておくと予想以上に夥しいインク汚れが染み出てくる。
こうしたクリーニングを何度か繰り返すのだが、このとき注意しなくてはならないのはプリンターヘッドの精密部品である基板部分には触れないことである。
洗浄クリーニングした後はプリンターヘッドをドライヤーなどで、しっかりと乾燥させなくてはならない。
今回は一晩プリンターヘッドを放置して自然乾燥させた。
翌朝乾燥していることを確認してプリンター本体に元通り装着した。
プリンターを起動させて印刷パターンを確認すると、いままで全く印字されなかったブラックがきれいに印刷されていた。
プリンタートラブルで直接プリンターヘッドをクリーニングする今回の方法だが、これはメーカー推奨でもないしマニュアルにもない応急的な対処法に過ぎないので、もしご自分でやってみられる場合は自己責任にてお願いします。
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