カネマサ電磁波波動コンサルト

エッセイや歴史情報なども織り交ぜて書いております。柔軟に題材を絞って書いていきますのでどうかよろしくご笑覧のほどお願い申し上げます。

幼年期の不思議体験を紙芝居絵本にしてみました!

紙芝居・「未知なるものとの遭遇」

人はときたま不思議な体験をするのですが、これは年齢が進むに従って感覚が衰えてきます。

それだけに人は幼児期に通常では見えないものが見えていたり、感知したりしている場合が少なくないのです。

幼児期の記憶を辿っていくと、何やらそうしたものと遭遇していたということもあるわけです。

残念なことに大人になるとそうした感性も記憶も失われていってしまいますが、まれなことにそうした記憶が少しだけ残っていることもあります。

わたにとってはもう半世紀も以前の話しです。

夏のあるとき父親が、九州の水郷と云われるカッパ伝説のある自然豊かな山里の親戚の家へ連れて行ってくれたことがありました。

その家に一泊したのですが、そこで今思えば不思議な体験をしました。

無題
 

わたしは当時四歳か五歳前後だったと思うのですが、そのときの記憶だけは今でも鮮明に覚えています。

ここからは紙芝居風に紹介します。

無題1

始めて訪れた所は水郷と云われるだけあって、田圃の周りをたくさんの水路が縦横に走って流れていました。

そこここの水路には山からの湧き水が音を立てて勢いよく流れていました。

訪れた親戚の家にもそうした水路を渡って敷地に入っていきました。

無題3


親戚の家の庭には、水路から水を引き入れた大きな泉水がありました。

泉水の周りには何羽かのアヒルが居たのを覚えています。

そこに居る従兄弟たちはわたしよりみな年長で、その泉水に入ってカエル取りに興じていました。

幼いわたしは、赤いふんどしを着けて面白そうに無心に遊んでいる従兄弟たちの姿を見て、何とも羨ましくて堪りませんでした。

無題3-5

その夜のことでした。

どうしたことかその日の夕方、急に大人や従兄弟たちが居なくなってわたし一人だけが台所に座っていました。

何故ひとりぼっちで置かれたのか、その前後のことは覚えていません。


無題4


頭上の裸電球の周りを蛾や虫がしきりに飛び回っていたのを覚えています。

そのときでした。開け放されたままの勝手口の方に何か気配を感じて、その方に顔を向けました。

無題4-5


何かがそこには居るようだったので、わたしは一瞬驚きましたが恐怖心はありませんでした。

何なんだろうという感じでした。

そこには二つの丸い目のようなものが暗闇の中に光っていました。

無題5

何者かがそこに居るのは確かなのですが、瞬きをする様子もなくじっとこらを見ていました。

こちらに近づいてくる気配もありませんし、それは家の中から漏れる電灯の明かりの中に入ってくる様子さえありませんでした。

暗闇の中に佇んでいるという様子でした。
無題5-5



そのままの状態で、わたしとそれとは10分近くじっと対峙していたのだと思います。

何とも大きな目玉だと思いましたし、とにかくそこに居るのは人ではないなと思いました。

わたしはその光る目玉を見て最初は犬だろうかとも思いましたが、犬にしては二つの目玉の位置が高すぎると思いました。

目の高さからみるとそのものは子供の背丈ほどもあるように思えましたし、本当に犬でしたらそのまま勝手口から入ってきてもおかしくはないはずでした。

声も立てませんし、動き回る気配もありません。

ただじっとこちらを窺っている様子です。

そのように考えているうちに、その大きな目玉はいきなりふっと消えてしまいました。

無題6


その直後に人の話し声が遠くから聞こえてきて、皆が家に帰ってきました。

おかしな事はそれだけではありませんでした。

翌朝、好天でしたので顔を洗った直後に父親と散歩に出かけました。

無題7

家の前の水路沿いに田舎道をぐると一周したのですが、途中で水路脇で変な物を見付けました。

竹が水路脇に立てられていて、それにはヒョウタンのようなものがぶら下がっていました。

無題7-5


父親に訊ねるとそれは「河童祭りの供物」ということでした。

カッパは水神の使いだそうで、そのカッパに供え物として米か酒がヒョウタンに入れられているというようなことを説明してくれました。

いまではこうした風習は廃れてしまっているようですが、当時はここらでよく見られたようでした。

このときわたしはカッパというのが分からず、しきりに父親に聞いたような気がします。
無題7-7



父は「カッパは水辺の妖怪、お化けだ」といいました。

本物のお化けなら怖いだろうなあと思いました。

田舎道を散歩がてら一周してわたしと父はたんぼ道を伝って帰ってきましたが、そのとき何気なく水路沿いの水門が気になって思わず覗き込んでしまいました。

それはまったくの子供らしい好奇心というところでした。

無題9


水門は奥まで続いているようで、わたしはもっと奥を覗こうとして股越しにぐっとからだを折り曲げて覗き込みました。

無題8



そのときそこに見付けたのです。

夕べ遭遇したあの不思議な目玉の主が、そこに居たのです。

無題11


わたしは目玉の住処を見付けたと思いました。

目玉の主も私の方をじっと見ていました。

昨夜と変わらぬ大きな二つの目玉が光っていました。

わたしはそのとき目玉のことを傍に居た父には話しませんでした。

何故だか分かりませんが、そのときは話してはいけないような気がしたのです。

目玉の主はここでそのまま静かに居続けている方がいいのだと、わたしは思いました。

無題1


いまでも目玉の主がその住処に居続けているのかどうかは分かりません。



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