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エッセイや歴史情報なども織り交ぜて書いております。柔軟に題材を絞って書いていきますのでどうかよろしくご笑覧のほどお願い申し上げます。

21世紀の戦争難民という悲劇はいつまで続くのか!

極東に送られるウクライナ住民はどうなるの
 

 

 

ロシアに強制連行されたウクライナ住民を待つ「極東で強制労働」の過酷な未来 2022/4/15
https://news.yahoo.co.jp/articles/72e7ac798bd05e9033788b9ea38bd6665a230146

今回のウクライナ戦争では、戦争捕虜あるいは戦争難民として多くのウクライナの住民が身分証を取り上げられ上で、強制的にシベリヤやサハリンと云った極東地域に移送されていると云うことである。

大人だけではなく、親から強制的に引き離された子供らも同様である。

悲惨なことであるが、戦時下では当たり前のことなのである。

西欧では伝統的に戦争捕虜はいわゆる鹵獲物として戦勝国側に所有権が発生するものとされてきたし、20世紀でも捕虜は過酷な労働に従事させられ奴隷扱いされてきたのだ。

戦争捕虜は勝利した者の戦利品であり、戦闘で手にしたものはあらゆるものが先勝側の私有財産となるわけである。

だから侵攻してきたロシア兵はウクライナ住民の家屋に侵入し金目の物や現金、家電製品をしきりに奪っていたし、当然の権利としてこれらを自国の家族の元へ送っていた。

彼等にとって戦場では伝統的にそういう習わしなのだが、特に住民は戦争捕虜、鹵獲物として扱われる。

今に始まった話しではないというわけだ。

そのことは西欧では権威ある旧約聖書にもしっかりと書かれている。

「男女の奴隷が周辺の国々から得たものである場合、あなたはそれを奴隷として買うことができる。(中略)財産として受け継がせ、永久に奴隷として働かせることも出来る」(レビ記・25・44~46)とあるだけに、他国に侵略して得た市民は奴隷同然に扱ってもさして抵抗がないのである。

もとより人的奴隷を求めて他国を侵略をするのである。

戦国時代は日本でも同様のことが行われ、村々でも農閑期には出稼ぎ感覚で農兵が戦に臨んだのである。

「そしてあなたの神、主がそれをあなたの手にわたされる時、つるぎをもってそのうちの男をみな撃ち殺さなければならない。 ただし女、子供、家畜およびすべて町のうちにあるもの、すなわちぶんどり物は皆、戦利品として取ることができる。また敵からぶんどった物はあなたの神、主エホバが賜わったものだから、あなたはそれを用いることができる。」(旧約聖書・20章)

これがいわゆるキリスト教圏の基本的な戦争による鹵獲物に対する考え方であって、この思想がいまのロシアでも連綿と続いていたということに他ならない。

プーチン大統領を支援するロシア正教ウクライナ侵攻を当初より支持し正当化する所以でもある。

もとより敵や異教徒に対する戦争、侵略そのものはかってのキリスト教徒にとっては一つの正当な愛の行為として普遍的なものであって、仏教徒の愛とは異質と云わざるを得ない。

人間から見た感傷的な愛ではなく、これは神から見た非情且つ厳然とした愛というわけである。

「このような戦争に於いては、敵を征服するまで、安んじて戦争の慣わし通りに殺戮し強奪し放火しあらゆる災害を敵に加えることが、キリスト教的であり、愛の行為なのである」(マルティン・ルター『現世の主権について 他二篇』吉村善夫訳 77頁参照)

宗教改革者のルターさえもがそう言っているのだから、教義的には確かなことであるのだろうが、いまの平和惚けした日本人には到底理解は及ばないであろう。

まさしく他国市民に対する奴隷化容認の世界観というものが、現代の西洋社会の根底にはいまだに存続していたことになるわけで興味深いところである。

実際に今回のロシアによるウクライナ侵攻によって多くの戦争難民が発生し、子供の人身売買やこうした強制労働も懸念される奴隷市民の存在さえもが現実に発生してきているわけで、これが本物の現実世界と云うことになる。

こうしたことはいまの日本とは無関係というわけではない。

先の大戦では敗戦後、国から棄兵とされた70万余の日本兵旧ソ連によってシベリア送りとなり苛酷な強精労働が課せられた。

その結果、10万に近くの犠牲者を出したのである。

シベリア送りとなった父親らの話しを聴いたところでは、過少に数字が上げられているだけで実際の犠牲者は何倍も多かったのではないかと考えている。

それこそ小便が瞬く間に凍る劣悪な環境の極寒の地で、奴隷抑留者はまともな食糧も与えられず連日過酷な労働作業に従事させられた。

いわゆるどこまでも3Kの労働である。

シベリア送りになった父親は空腹に耐えられず、日々道ばたの野草を飯ごうで茹でて喰って飢えを凌いだのだとことあるごとに話していた。

奴隷としてもっとも悲惨な経験であったのだ。

父親はナホトカ港の建設作業に従事させられ、連日近くの石切場で大きな石材を切り出していたというから、極東ロシアのナホトカ港は日本人奴隷が建設した記念すべき港湾施設と云うことになる。

父親とシベリヤ奴隷抑留の話をした際に「抑留された日本兵は、いわゆる国から棄てられた体のいい棄兵だった」、と小賢しく面と向かって言うと父親はそれを否定しながら酷く怒ってみせた。

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わたしの周りに居たシベリア奴隷抑留者は、父親だけではなかった。

近くのなじみの自転車屋のおじさんは、抑留されてシベリヤの森林伐採の過酷な労働に従事させられていたというが、これまた酷い労働だったという。

こうした僻地の作業現場には、まともな機械器具など揃っては居ないのでもっぱら人力作業になるわけで、しかも健康管理も安全管理も存在しない劣悪な奴隷環境なのだ。

そうした危険な作業現場で消耗品扱いの奴隷労働者は、切り倒される大木の下敷きになって多くの犠牲者を出したのだという。

強制労働に伴う作業現場の事故で命を落とすというのだから悲惨である。

しかも普段からまともな食事も与えられないから、栄養失調で体力の無い年配者から次々と倒れていく。

それでいて奴隷労働者を監督するソ連の将校らは暖房の効いた部屋でいい物を喰っているわけで、そのペットの飼い犬さえ日本人奴隷より格段にいい餌が与えられていたのだというから笑える話しではないのだ。

人間様より犬の方がいい食い物が与えられていることに憤慨した自転車屋のおじさんは、隙を見てその大型の見るからに獰猛そうな犬に強烈な蹴りをかましてぶちのめし、その犬が食べていた餌を奪い取って喰っていたと云って笑って話してくれた。

そうした奴隷環境では奴隷抑留者たちは家畜同様に扱われながら、皮肉にもあてがわれる食べ物だけは犬の餌の方が上等というのだからこの上なく屈辱的なのである。

もはや父親も精悍な自転車屋のおじさんも、もう今はこの世には居ない。

 

 

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