映画音楽だったゴメスの「愛のロマンス」
最近になって、自分が初めて買ったレコードが何であったかを思い出してみました。
レコード全盛の時代でしたから随分と古い話です。
それは確かビセンテ・ゴメスの「愛のロマンス」Romance de Amor でした。
当時は「禁じられた遊び」という映画音楽として曲名が知られていたのですが、よく知られていたのはナルシソ・イエペスの演奏でした。
同じ「禁じられた遊び」という曲名でビセンテ・ゴメスのフラメンコ調のギター演奏もラジオからよく聞こえてきていました。
同じ曲でも演奏も曲想も随分と違っていたのです。
イエペスのRomance de Amor の演奏は緩やかでもの悲しい雰囲気でした。
購入するときイエペスのRomance de Amor よりはゴメスの演奏の方がより,情熱的に感じられていたこともあって、そのときは彼のレコードの方を選んだのを覚えています。
長い間このレコードは大事にしていたのですが、デジタル時代になってから処分してしまっていました。
最近になってアマゾンからゴメスの曲を再度ダウンロード購入してみたのですが、ここでもアナログからデジタル化したその音質はよくありませんでした。
実際にその平べったくなったその音質は、かってのものとはまったく違っていました。
それは雑音処理といっしょに、かっての迫力がすっかり削ぎ落とされたといった感じの音質でしかなかったのです。
むしろyou tubeから探した方がずっと音質のいいものが見つけられました。
このRomance de Amor という古い曲を最初に映画音楽として使ったのはゴメスでした。
しかもアメリカ映画の中で使われていて、それはスペインの闘牛士が出てくる映画「血と砂」の間奏曲でした。
この映画の音楽を担当していたゴメスは、映画の中でも楽団員の一人として登場していて見事なギターを演奏みせています。
その曲が「愛のロマンス」であり、彼の編曲でもあったのです。
闘牛士が幼馴染の娘カルメンに窓の下から求愛する名場面でこのRomance de Amor が、バックでバンド演奏されています。
映画「血と砂」
ゴメスの風貌は、ぱっと見たときクリームシチューの有田さんを髣髴とさせる表情です。
ここでのゴメスの演奏自体は、フラメンコギター奏者だけにその迫力のある情熱的な演奏が特に印象的でした。
この映画のストーリーは、貧しい靴屋の息子から修行を積み、スペイン随一の闘牛士になった純情な人気闘牛士フワン(タイロン・パワー主演)は、闘牛を観戦に来た美しい有閑マダム、ドーニャ・ソル(リタ・ヘイワース)に激しく誘惑され、マダムの色香に溺れてしまうというものです。
愛欲の虜となった主人公は、幼馴染の妻カルメン(リンダ・ダーネル)との真実の愛を見失ってしまうのです。
「愛のロマンス」Romance de Amor
Flamenco Guitar Master Vicente Gomezというのにビセンテ・ゴメスのギター演奏の映像がアップされているのですが、これがまた凄い迫力である。
リンクが切れていなければ、その迫力のある演奏が聴けます。
四十数年前まではビセンテ・ゴメスの「愛のロマンス」Romance de Amor の楽譜はギターピースとして販売されていたのでが、いまは絶版になっていて図書館でも見つけられなくなっています。
イエペスの映画音楽のである「禁じられた遊び」はすぐ見つかるのですが、このゴメスの「愛のロマンス」Romance de Amorの楽譜はまったく見当たらないし本当に残念なことです。
とはいってもたとえこの楽譜が入手できたとしても、この曲はゴメスのようには弾きこなせるはずもありません。
ところが最近になって、偶然にもビセンテ・ゴメスの「愛のロマンス」のスコアを見つけることができました。
ゴメスのギターアルバムのなかに「愛のロマンス」のスコアが確かに含まれていました。
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