「AIイラストくん」をちょいと困らせてみた！？
「AIイラストくん」は、画像やイラストの要望を伝えることで、自動的に画像生成AI「Stable Diffusion」が画像を作成してくれる人気のサービスだが、先日のこと、LINEを使ってAIがイラストを作成してくれるサービス「AIイラストくん」がそれまでの招待制を廃止し、今回全てのユーザーが自由に利用できるようなシステムに変更された。
LINE上で利用できるこのサービスは、「イラスト」「人物」「風景」の3つのジャンルに対応しており、希望するそれぞれの画像が数十秒で表示される。
今注目されているAI技術ということで、今回早速その作成能力を意地悪くいろいろと試してみた。
どれほどの精度なのか、どこまで応用が利くのかを実際に確認してみたというわけだ。
表示される「人物」像そのものは、どれも似通っていて、しかも男女共絵に描いたようなイケメンと美女しか表示されないようだ。
しかも喜んでいいのかどうか、女性の画像はどれを観ても何だか露出度が高いように思える。
それでも完成した画像の描写力と精度とはすばらしい。
背景もしっかりと描かれている。
和風が似合う女性を指定してみたのだが、何故だかこれも露出度が高い。
試しにここで、あえて「魔法使いの醜い老婆」と入力してみた。
どのような画像になるのか？
そうしたら何と老婆ではなくて、「若い可愛い魔法使い」が表示された。
しかも描かれている指の数が何だかおかしい。
ＡＩ処理では、どうやら「醜い」とか、「不細工」という差別的表現は、カットされるということが分かった。
それに二次元的に自然な画像描写が、生成されるとは限らないことも分かってきた。
ここで「プールサイドの女性」を生成させてみると、奇妙な画像が出来上がってきた。
これには一瞬、えっ！となる。
これのどこが不自然か分かりますか？
両方の足先は揃えているように描写されているのだが、右足の下腿部分が不自然に消えてしまっているように見える。
右足の一部が消えているのだ。
あるはずの右手の先も描かれていないのであるが、これは何だか気になるところだ。
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