カネマサ電磁波波動コンサルト

エッセイや歴史情報なども織り交ぜて書いております。柔軟に題材を絞って書いていきますのでどうかよろしくご笑覧のほどお願い申し上げます。

スズメバチの本当の怖さを知っていますか?!

スズメバチは何故に怖いのか!

 

 河川敷の除草作業中に50代男性がハチに刺され死亡 スズメバチか 埼玉・幸手市

 

 

 

 


熊本県の山間部に住んでいる知人宅の庭先で話し込んでいたときのことであるが、どうしたことかそば近くまでミツバチが頻繁に飛んでくるのに気が付いた。

この自然一杯の知人宅では自宅近くにニホンミツバチを飼っていた。

その巣箱が林の間に置いてあったから身近にミツバチが飛んできても別段おかしくはないのであるが、それにしてもこれは何か様子が変だなあと思っているとそのうちの1匹がいきなり私の手の甲を刺した。

 こちらから何も手出しをしていないのに前触れなくミツバチが興奮して攻撃してくるのはおかしなことであるが、そのミツバチは針先を残したまま飛び去った。

ミツバチの針には返しがあって、慌てて針を抜こうとするとハチの胴体から引きちぎられてしまう。

ミツバチの場合は針を失うと死んでしまう。

そこへ一緒に来ていた妻が、「さっきミツバチの巣箱に大きな女王蜂がいた」といってきたのを聞いて、私と知人は一瞬驚いて思わず顔を見合わせた。

女王蜂が今の時期巣箱を出入りするはずはないし、大きな蜂というのならそれはミツバチの天敵であるオオスズメバチに違いあるまい。

大型の肉食スズメバチが、近くのミツバチの巣箱を襲っているのだと直感した。

知人は慌てて蝿叩きを手にするとすぐさまミツバチの巣箱の方へ掛けていったのであるが、しばらくすると5、6匹の凶暴なスズメバチを叩き落して笑顔で帰って来た。

やはり妻が目にした大型のハチというのはオオスズメバチであったのだ。

こうして捕獲したスズメバチはいつも焼酎か何かに漬け込んでおくのだという。

この近くの道の駅辺りでは、オオスズメバチの成虫が漬け込まれた蜂蜜などがよく売られている。名産品なのだ。

知人によると今回同様、この時期になると毎年スズメバチがミツバチの巣箱を頻繁に襲撃してくるという。

襲ってきた凶暴なオオスズメバチは、強力な顎で小さなミツバチを次々と噛み殺していく。

そのまま放置しておけば、ミツバチの巣が破壊されてしまいかねないのだ。

ミツバチの死骸が累々と転がって巣の中の幼虫も肉団子にされて運ばれ、スズメバチの幼虫の餌にされてしまう。

スズメバチは凶暴な肉食昆虫なのだ。

西洋ミツバチは日本ミツバチと違って、オオスズメバチに対抗する攻撃力を持っていないから襲われたら一気に殲滅されててしまうことだろう。

子供の頃は経験しなかったことであるが、最近は温暖化の影響でスズメバチがやたら増殖してきている。

山間部だけでなく都市部にもスズメバチが頻繁に巣を作り始めている。

屋根裏や床下に好んで巣をつくるわけであるが、その巣作りのスピードが通常のアシナガバチの巣づくりよりも格段に速くて、大型のものを短期間に作ってしまう。
 
そのまま放置しておくと1週間で直径15センチぐらいの大きさになる。

まるで軒下などにサッカーボールが張り付いているかのように見える。


su.jpg 

そうしたハチの巣を1,2度破壊したとしても、スズメバチはあきらめずに巣作りを再開してくるから大変だ。


当方は昨年の夏にアシナガバチに2箇所刺されたのであるが、屋外で今年はすでに庭で片付け作業中に3箇所も刺されてしまった。

それだけ蜂との遭遇が頻発していることになる。

アシナガバチに刺されるのも強烈な痛みが伴う。

注射の痛みの数百本分程度はあろうか。

刺された瞬間は焼き火箸を押し付けられたような強烈な激痛が走るとともに、一瞬にしてズキズキと脈打つように痛みが広がる。

私の場合は少しは腫れるが大抵1日程度で症状はなくなって、次第に痒みに変わっていく。

何度も蜂に刺されていると抗原抗体反応からアナフラキシー・ショック状態になる場合があるからここは油断禁物である。

屈強な大人でさえも酷いときは、刺されて数分のうちに意識不明になってその場で倒れこむ場合もあるから、もとよりスズメバチそのものの毒性反応はきわめて危険である。

ところで私事であるが、このスズメバチに刺された経験がある。

もっとも恐れていたスズメバチだから、当然いままでとは比較にならないような大変な被害に遭遇したというわけである。

個人的には貴重な体験であったので、そのときの経過を紹介したい。

午後4時過ぎ草刈中、いきなり横方向から飛来してバシッツと激突するような形で攻撃されたが、その際一瞬のうちに下唇部分を刺されてしまっていた。

あの特有の羽音に気付く間もなく咄嗟の攻撃であって、このときはまったく防ぎようもなかった。

ピンポイントで狙ってくるような、それこそカミカゼドローン攻撃みたいなものである。

麦藁帽子を被って前かがみで作業していたこともあって、まったくスズメバチの飛来も突然の不意打ち攻撃も気付けなかった。

大型の大スズメバチの巣の近付くと、通常B29爆撃機のエンジン音のような特徴のある重低音の羽音とガチガチという顎からの警告音とを発しながら威嚇してくる。

しかもスズメバチは仲間の興奮して放出した毒液の匂いに刺激されてしまうと、一気に興奮して巣全体が戦闘モードに切り替わり集中攻撃してくる。

攻撃目標が特定されて凶暴化したスズメバチの一斉攻撃、これがもっとも怖いのである。
 
不幸中の幸いというべきか、このとき襲ってきたのはオオスズメバチではなくて一回り小型のキイロかクロスズメバチ一匹ではなかったかと思う。 

スズバチの針は太く、しかも鞘があって尻から自在に出し入れが出来るから、毒液が尽きるまで何度でも刺すことが出来る。

 (下の写真は捕獲したキイロスズメバチ) 

kiiro.jpg


当方の場合は集団攻撃ではなく、単独であったのは不幸中の幸いであった。

しかしながら攻撃は一瞬のことだったのではっきりとした相手の正体は確認できなかったが、唇を狙うあたりの習性はスズメバチ特有のものだと思った。

スズメバチは攻撃のとき色に反応し、黒いものや赤いものを目標に集中的に攻撃する。

黒色を狙うのは巣を狙ってくる天敵の熊の毛色に強く反応するためといわれているが、人間であればまず髪の黒い頭や黒目を狙ってくるという習性がスズメバチにはある。

紅い唇は色彩の波長がいくぶん長くて、黒色に近いということで頭部同様に攻撃され易いのだ。

頭部がハゲ上がっていたら、おそらく最初の攻撃部位は黒目か唇ということになるだろう。

それ以外にも香水や整髪料にも敏感に反応するので、女性は特に注意が必要になる。

とにかくスズメバチに刺された時の灼熱感のある強烈な激痛は、小型のミツバチやアシナガバチの比ではない。

やはりスズメバチの方が毒性が格段に強いわけだから、忽ち言語を絶した激烈な痛みが襲ってくる。

刺された直後には大人でもアナフラキシー・ショックでぶっ倒れるときがある。

今回刺された直後は数分間様子を見たが、とにかく痛みに耐えるのに必死だった。
 
刺されたことで倒れたり吐き気を催すような最悪の急性症状は出なかったので、どうやら幸いにもショック状態には至らないで済んだ。

とにかく刺された部位は顎だか唇だかその辺りに激痛が走る。

唇と顎の境目、微妙な境界線辺りなのだ。

傍に居た家内に毒液を吸い出してもらおうと必死になって試みるがうまくいかない。

傍目には大変な状況なのだが、遠目からだと畑の真ん中でいい年の男女が抱き合ってキスしているようにも見えたはずである。

後から考えるとすこぶる滑稽ではある。

現実にはほぼそれに近い場景であるのだが、当事者としてはいかようにもし難い状況であったのだ。

感覚的には激痛に苛まれていたわけだが、やはり何度思い出してもここらの展開は我ながら滑稽におもえてならない。

一応刺された部分と思われるところから毒液を吸いだしてもらったが、効果のほどは不明であった。

部位が部位だけに、とにかく刺し口が不明瞭であったのだ。

赤くなってはいるが刺された場所が分からないというから、それ以上どうしようもない。

スズメ蜂に刺されたというので傍に居た家族らが心配するが、その後もそのまま草取り作業を続けた。 ご苦労なことである。

痛みは一向におさまらない。

夕方になるに連れて次第に唇部分の腫れの症状が酷くなってきたのだが、我慢しつつどうにか夕食は食べられた。

刺されて6時間経過した当たりから下唇の腫れがだんだんと顕著になる。

いまだに灼熱感や激痛があるので氷嚢で顔全体を冷やすが、まったく効果はない。

この時点で症状が和らぐような手立てはないわけで、ひたすら耐えるしかなかった。

そのような厳しい状況ではあったのだが、このとき医療機関に駆け込もうという気にはまったくならなかった。

家族はしきりと心配するのだが、何もハチに刺されたのは初めてのことではないのだからといってそのまま放置することにする。

しかも滅多にないことだから、ここはひとつどのように症状が推移していくのかその経過をじっくり観察してやろうと思った。

こういうことには人一倍興味がある。

その夜はどうにか睡眠が取れるのではと思っていたところ、午前3時頃であろうか、明け方早くに顔面部の異様な不快感と痛みで目が醒めてしまった。

顔に触れてみて驚いた。

刺された顔面部の腫れは相変わらず酷かったのだが、左側のほほ全体と口の中まで相当に腫れが広がってきている。

何だが皮膚感覚がこわばってしまったようでおかしい。

口の中に何かを突っ込まれているというか、顔自体に何かが張り付いて重くまとわりついている感じである。

とにかく口の周りが痛くて舌が思うように動かせないし、ごわごわした強張り感が広がっている。

結局目覚めた後は朝まで眠れなかったので、そのまま心ならずも早起きをした。

洗顔するにも顔面全体がひきつり痛いのでまともに触れられない。
 
下唇はまるで赤いタラコ状態でパンパンに腫れ上がってしまっているし、そのままでは喋るのにも食事をするのにも口周りが引きつって支障をきたす状態である。

まるで口の中に何かを詰め込またような違和感があって、口腔内全体が隙間がないほどに膨れ上がってしまった状態なので口を動かたびに引きつるような痛みを伴う。



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鏡であらためて自分の顔を見てまたまた驚いた。  

その直後にだれかに似ていると思った。

一夜にして顔下半分の風貌が変わってしまっていて、下唇は松本清張風、ほほから下顎は昔の俳優宍戸錠で、全体的には荒俣宏先生風という具合に、見るからに個性的な顔貌となってしまい鏡を見て思わず我ながら苦笑してしまう。

それこそ整形手術でも受けたような変わりようである。これではまるで別人ではないか。

その変貌ぶりは、まるで整形後の顔を見ているような感じである。

とにかくそのままの状態では人前には出にくいので、暑いさなかではあるが大きめのマスクをすることにした。

経過が悪いかと思っていると、ようやくちょうど24時間経過した夕方頃からやや症状は軽快し始める。

唇部分の腫れがやや軽減した感じになる。

左側ほほの腫れはまだ残って固く突っ張った状態で自発痛も残存している。

顔の表面部を触った感じは硬くなりかけた餅というところで、押さえるとしこりと多少部分的に痛みが残っている感じである。


48時間経過すると唇全体の腫れが引いたようにみえたが、左側ほほの腫れぼったさや違和感はいまだに残っている。

二日目の夜になると下唇にかさぶた状の固いものが出来る。

この時点では感覚的には痛みはほとんどないが、かさぶた部分の腫れぼったさが残っていて顔面部に多少の引きつるような違和感がある。

これ以降は順調に回復していった。

これが全体の経過である。

とにもかくにも今回は酷い目にあってしまったのであるが、この程度の症状でどうにか治まったのは不幸中の幸いであった。

以下の画像はスズメバチに刺された直後からの約48時間後の経過を順に写したものである。 


 
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これら不細工な被害写真をホームページに載せていたら2,3のテレビ局から写真を番組で使わせてくれと言ってきた。

スズメバチ特集が特番になるらしい。

被害写真は時期的に需要があるらしいが、写真には著作権や肖像権があるわけで、これを勝手に編集されて次々と転用されるのは厭なので一応お断りしている次第である。

スズメバチとの遭遇とさらなる激闘は次回以降に続く。





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