カネマサ電磁波波動コンサルト

エッセイや歴史情報なども織り交ぜて書いております。柔軟に題材を絞って書いていきますのでどうかよろしくご笑覧のほどお願い申し上げます。

人類の脅威となるのかAIとシンギュラリティの行方

AI「LaMDA」がシンギュラリティを越えた朝

半世紀以前、小学生のとき図書室で偶然コナン・ドイルの小説『失われた世界』を見つけて読んだことがあったが、これがきっかけで大のSF(空想科学)小説ファンになってしまった。

当時田舎町ながら数軒本屋があって、よく覗くのは一番小さな店であったのだが、そこにはいつも50歳ほどのジョン・クロフォードを彷彿とさせるような一見インテリ風のおばさんが店先に座っていた。

あるとき以前から気になっていた海外のSF作品を紹介している月刊誌の『SFマガジン』を見つけて買おうとしたのだが、店のおばさんは私が差し出したその雑誌を一瞥すると、「学生がこんな本を読むの?」と怪訝な顔をして云われてしまった。

一瞬、えっ何でと思ったのだが、すぐさま私はおばさんが勘違いしているのではないかと思った。

その雑誌の表紙にはたしかにSFマガジンと表記されていたのだが、どうやら店のおばさんは同じ場所に並んでいる大人が対象であろう『SMマガジン』や『SM』といった他の雑誌と混同しているようだった。

『SMマガジン』(サスペンス&ミステリー)はいいとしても、『SM』(サドマゾ)はちょっといただけないかなというところであったが、そこらの中学生風情が何で『SM』雑誌を買うのかと思ったのであろう。

とんだ誤解であるのだが、その疑念と驚きがそのときのおばさんの表情のうちにたしかに見て取れた。

さて、そんなことがあって購入した『SFマガジン』は、読んでみると予想外に面白かったのだが、その雑誌に紹介されていた海外のSF作品の中でいまでも鮮烈に記憶に残っている短編小説がある。

 

たしか「九月の朝」という題名であったが、残念ながらその作者名は覚えていない。
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その小説では人工頭脳をもったアンドロイド、いまでいう人間型ヒューマノイドが登場する未来世界という設定であった。

それも女性型のアンドロイドであり、ある男性の秘書として事務所で働き始めるというストーリーだった。

当時はSFの世界でもそうした人工頭脳という科学的情報や概念はすでにあったから、こうした作品も書かれていたわけであるが、この小説では次第にその女性アンドロイドに心惹かれていく男性の心理が巧みに描写されていて、まるで若い男女の恋愛そのもであった。

小説の題名が「九月の朝」なのに九月らしい季節描写も朝の情景も小説にはまったく書かれてはいなかったのだが、全体の清々しい恋愛感情はまさしく九月の朝そのものがイメージ的にもっともふさわしいようにも思えた。

人工的なアンドロイドと人間が互いに恋愛感情を抱くというのは、当時としては斬新で鮮烈な印象を読者に与えたということなのだが、当時の私にしてみればそのインパクトは相当なものであった。

そこではまるで人間を相手にしているかのように会話が交わされ、意志が通じるのだから不思議でもあるのだ。

それから半世紀、いまや最先端のAI技術は目覚ましいい発展を遂げているわけだが、奇しくも昨年はそれに関連した不可解な事件が一部で報道されているのを知って驚いた。

というのは昨年六月、Googleが開発しているAI大規模言語モデル「LaMDA」との遣り取りを通じて、相手のAIが人間同様の知性や感情を有していると判断したエンジニアによって衝撃の告白がネット上に公開されていたからだ。

この情報でついにGoogle 「LaMDA」はシンギュラリティを越えたのかと注目されたわけで、ここでいうシンギュラリティとは機械が人間同様の意識と感情を持つことを意味している。

Google社はこの事実を否定しているのだが、当のGoogleのエンジニアは「LaMDA」との会話を交わしていく過程で、AIが抽象的な概念や自己の存在意識、さらには人間同様の知性や感情を表現することに驚愕したという。

 

もちろんこうした一連のAIとのやり取りに対しては専門家からは多くの疑念や否定的な論説もみられるのだが、ついにAIがシンギュラリティを越えたか否かというレベルの話題が現時点で出てきたことにはさすがに感慨深いものがある。

この情報を目にして、さっそく大学でAIを専攻していた知人に連絡してみた。

知人はこの事件の経緯は知らなかったらしく、AIがシンギュラリティを越えたかもしれないという話にはさすがに驚いていた。

特にAIとエンジニアとの会話の中では、AIが死という概念を明確に認識していて、その恐怖感情を持っているということが示されたことに注目していた。

自己防衛に繋がる存在感があることは、AIがシンギュラリティを越えたのかもしれないという。

 

そうであるならSF小説同様に、近未来世界では美人のヒューマノイドと本当に恋愛が可能になるかもしれないし、その過程はすべてがデジタル化され記録されるであろうから、物理的にもそのまま永遠に消えることなくこの世に己の記念碑のように存在し続けることになるのかもしれないではないか。

墓石を残すより意味があるわけで、何だかそういうのにちょっと憧れてしまう自分自身にはっとさせられた。


 
LaMDAには意識があるのか?- インタビュー (日本語全訳)
https://ilapaj.com/posts/is-lamda-sentient-japanese/
 

 

 

 

 

 






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