もはや日本に農水省はいらない!
世界の人口は2019年の77億人から2030年の85億人(10%増)へ、さらに2050年には97億人(同26%)、2100年には109億人(42%)へと、このまま推移し今後も増え続けることが予測されている。
「世界食糧危機」いつから始まる? 気になる日本の穀物・コメ備蓄量、昭和30年代後半の食生活に逆戻りも…2022/5/27 https://news.yahoo.co.jp/articles/7fc8b114e6d67d20a5fd59e33ddd67aea97d04d3
いつものことであるが米国の学者たちは、近いうちにも全世界で食料不足になるとの予測を報告している。
コロナのパンデミックとウクライナ戦争で、そうした傾向は一層早まるに違いあるまい。
すでに新型コロナが蔓延拡大とほぼ同時に国連から食糧危機に関しては報告書が出されていた。
世界10億人超に迫る飢餓、新型コロナで食糧危機に拍車 国連が警告 2020.04.23
https://www.cnn.co.jp/world/35152841.html
昨年もその続編が公表されている。
「来年は世界の人口養う十分な食べ物ない可能性」世界食糧計画 2022年9月13日
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220913/k10013815201000.html
この1世紀の間に世界人口はなんと4倍にまで増加しているのだが、学者たちによると、今後30年後には世界中が危機的な食料不足に陥る恐れがあるのだという。
平和大国日本は、決してこの事態を対岸の火事として眺めておられる立場にはおられないはずであるが、多くの日本人はこのことにまったく気付こうともしていない。
現在でも、世界ではおよそ10億人が飢餓に苦しんでいる一方で、先進国では無駄に大量の食料が廃棄され続けている。
日本でも売れ残りの賞味期限切れの食品は大量に廃棄処分されている。
食糧自給率が危機的状況にある日本が、この体たらくであるのだからから恐ろしいことに違いあるまい。
それこそ食料の大半を輸入に頼っている日本も、どう転んでもいずれ飢餓国になるであろうことはもはや避けられそうもない。
そうは云ってもカネさえ出せば、24時間いつでも喰いたい物は簡単に手に入る時代である。
何を馬鹿なことを云っているのかといわれそうである。
最近都会の一部では若者らが買い食いしつつ、その食べ残りを路上に捨てるのが問題視されているとか。
金持ち大国だから世界中から食糧は有り余るほど買い集めてきている日本のことだから、当然そうした現象も出てくるだろう。
盆と正月にしか口にできなかった食材が一年中溢れかえっている日本では、それでなくとも巷には高級食材が幅をきかしている。
美食家を喜ばすような料理やヨーロッパの有名店のスィーツなんぞが日本に居ながらにして食べられる。
むしろ野菜類は作りすぎて採算の取れないデフレ価格であろうし、零細な生産者も高齢化が進み年々減少し続けてきている。
農家の廃業や荒廃した農地も地方では随所に増えてきている。
それと同時に消費者が気付かないうちに食料の質そのものが、加工される過程で粗悪にもなってきている。
とてもではないが加工された食品はどれもケミカルな味がして、個人的には食べたくない。
洋食、それも肉食が好まれるようだが、そうなると否応なしに保存剤や合成ホルモン入りの輸入牛肉も食らうことになろう。
そうしたホルモン牛肉を喜んで食らっているのは、世界では馬鹿な日本人だけである。
いまは世界中から食料品は買えるわけであるが、一旦世界中で食糧が不足してくるような事態が発生してくれば日本にまで供給が回ってくるかどうかは分からない。
そういう懸念があって世界の気象異常が問題視されているのではなかったろうか?
日本はそうした国レベルの危機管理はなされてはいないから、これは本当に恐ろしいことである。
食糧が不足するなら海外から買えばいいということであり、日本にはそれだけのカネは十分にあるのだという。
何故ならば日本は世界に冠たる経済大国だからそうだ。
凋落する日本は、近い将来今のように海外から大量に食料品は買えるだけの外貨が稼げなくなっているかも知れない。
日米安保には、食糧安保は加味されているのであろうか?
いつまでもあると思うな日米安保ではなかったのではないのか?
たとえ日本が買えなくなったとしても海外市場が困ることはないわけで、実際に食糧を大量に買いたい国は日本だけではないのだから。
経済大国中国が国内生産が追いつかず市場で食糧を猛烈に買い占め始めてくれば、たちまち世界の市場は混乱し供給は逼迫してくる。
より高い価格で買う者が市場では競争に勝つことができる。それが市場原理である。
国際市場では中国の経済力が強いだけに、市場ではすでに日本の商社などは端に押しやられ始めているという。
実際、市場で日本が「買い負け」してきているという話しは、ここ四五年前から耳にし出したように、やはり市場手は買いたい食料が買えない事態が出て来ているのだ。
そうした事態が常態化すれば、たちまち日本は食料の輸入がいままでのようには出来なくなり、国内への食糧供給量は激減してしまうことになる。
日本の経済的凋落だけではなく世界規模の異常気象が原因で、今後は広範囲に食糧生産に大きなダメージを受けるような最悪の事態も出てくる可能性とて否定は出来ない。
輸入が止まったら日本の農作物生産力はどれだけ減るのか考えてみる 2022/2/13
https://creators.yahoo.co.jp/kabi/0100190746
そうなると世界同時食糧危機の懸念が現実のものとなる。
たとえば30年後どころか、世界的な紛争の拡大などで実際に世界的な食糧危機が到来したら、まず日本国内で食料難が発生してくることになる。
ウクライナ戦争もどう推移していくかまったく予想も付かない状況下にあるわけで、日本周辺でも緊張は高まったままである。
https://president.jp/articles/-/60700
食糧自給率の低い日本国内では都市部でそうした食糧の供給が止まる可能性が高くなるはすで、そこらは過去に経験済みのことである。
そうなると戦中戦後のように都市からは人々が地方に食糧の買い出しに行くことになるであろうが、地方の生産者から作物をうまく売ってもらえるかどうかは分からない。
日米安保に食糧安保も加味されているというのかどうか不明だが、シビアな市場原理が働けば日本国内でもより貧困者はたちまち食糧を入手できなくなる。
欧米追随の二パーセントの防衛費増額もいいだろうが、むしろ早急に食糧自給率を上げて食糧防衛策を推進した方が国益に叶うのではないのか?
一週間分もない弾薬備蓄を多少増やしたとしても、それこそ食糧不足では日本は一月ともつまい。
恐らくそこまでの食料難になれば、必要な安全で良質の食べ物はカネでは買えない戦略物資になってくるはずである。
この後もそのような歴史は繰り返されるのではないだろうか。
参考資料
世界で最初に飢えるのは日本
農業消滅: 農政の失敗がまねく国家存亡の危機
食の戦争 米国の罠に落ちる日本
日本が飢える! 世界食料危機の真実
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