逞しい野良猫らに再会する!
観光地での散策中によく猫を見かける。
人が集まるところだけに猫は多いわけだが、それが飼い猫なのか野良猫なのかはよく分からないときがある。
猫が勝手に出入りしているお宿や店舗も少なくないからである。
それこそペット同伴で泊まれるお宿とか、猫が居る旅館も意外と人気なのだ。
そうした猫は観光地ということもあって大抵人馴れしているようで、近づいていくとちゃんと「にゃー」と鳴いて挨拶してくれる。
宿泊施設の傍にも猫たちが何匹かたむろしていることもある。
一昨年前にも同じ場所で遭遇したからその旅館の飼い猫ではないかとも思っていたら、そうではなくてどうやら普通の野良猫という場合もある。
こちらで勝手にその猫に「ケッティ」と名前を付けてやっていたのだが、幸いなことに再会することが出来た。
久しぶりに再会したケッティは、何となくこちらを覚えてくれているような感じだった。
毛並みもいいから、栄養状態もそこそこいいらしい。
おっ、ケッティがこちらへ近づいてくるではないか!
ちょいと再会を喜ぶという感じか。
ケッティはたくましい。
ちゃんと自分らの縄張りを持っていて、野良猫ながらしたたかに凌いでいる。
訪れる観光客にも可愛がられているといった感じである。
観光地湯布院で出会ったの野良猫ジャンも逞しい猫である。
ジャンという名前は、昔の西部劇の「片目のジャック」からとった。
ジャンは左目が不自由なのだ。
おそらく子猫のとき、カラスにやられたのであろう。
ジャンとは数年前の冬に偶然出会ったのであるが、湯布院は九州であっても冬は寒さが厳しいところである。
ここらは冬場には氷も張るし雪もそこそこ積もる。
あの寒さの中で、野良猫にとっては厳しい冬場を屋外で生き延びていくのは大変な試練であるに違いない。
昨年はもう会えないかもしれないと思っていたのだが、野良猫ジャンはそれまでと同じ縄張りを維持していた。
一年ぶりに同じ姿でジャンが目の前に現れたときは、思わず歓声を上げてしまった。
野良猫ジャンは生きていたのだ。
ジャンは野良ネコだけに警戒心が強い。
人が近付き過ぎると、「フーッ」といって威嚇する。
適当な距離を保っていれば、「ジャーン」と呼びかける度に必ず一声「ニャー」と啼いて返事をするから、なんだか愛嬌がある猫なのだ。
ジョニー・バーネット 片目のジャック 1962 / Ballad Of The One Eyes Jacks
しかし、もうケッティもジャンも今年は縄張りから居なくなってしまった。
野良猫の寿命はきわめて短い。
多くの野良猫たちは、厳しい環境の下では数年の内に飢えや感染症でやられてしまうのだ。
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